デリケートゾーン(VIOライン)の黒ずみを治すのにオロナインとニベアは効果があるのか?
いえ、効果はありません。終了。
っと、と、と、、、、、。
まあその答えだけでは満足されないでしょうから、『クロズミケア』ではそれぞれの成分などを見ながら説明したいと思います。
まずはニベアから。
VIOライン(デリケートゾーン)の黒ずみにニベアは効果がある?
「デリケートゾーン 黒ずみ ニベア」というキーワードでグーグル検索する人の数、ひと月におよそ3000件。
ニベアと言えば上の画像のニベアクリーム青缶の他にも、「ニベアスキンミルク」「ニベア プレミアムボディミルク モイスチャー」やらなんやら、とにかくニベアブランドの商品は花王さんから沢山販売されています。
しかし恐らくグーグルで検索される「デリケートゾーン 黒ずみ ニベア」はニベアクリーム青缶を指すものだと勝手に決めつけて話を進めます。
いやあニベアってすごいです。
とりあえずニベアさえ塗っておけばスキンケアはOK!と思わせるほど昔から愛されています。
なんとその始まりは1911年からということなので、すでに100年以上もスキンケアの王道として君臨してきたわけです。

1911年発売のニベア
それならデリケートゾーン(VIOライン)の黒ずみを治すのにも使えるんじゃないか?
と考えるのも無理はないのかもしれません。
前置きが長くなってしまいましたが、ニベアクリームの成分を見てみましょう。

これらのような添加物は敏感肌やアレルギー体質の方には刺激になるので、VIOの保湿ケアを考える場合はVIO(特にIラインは要注意)専用の保湿クリームを使用するのが望ましいでしょう。
基本的にデリケートゾーンの黒ずみを治す効果がある医薬部外品のクリームや美容液は、メラニンの生成を抑えるだけでなく、デリケートゾーンの保湿効果も高める成分が配合されているので、これらのケア用品を使った方が確実です。
メラニンの生成を抑える成分に関しては以下の記事を参照してください。

メラニンの生成を抑える成分と保湿にも優れた商品のランキングはこちら。

ちなみに「ニベア プレミアムボディミルク ホワイトニング」には効果があるのか?という記事もありますので、そちらも参照してみてください。

VIO(特にIライン)の黒ずみにオロナインは効果がある?
オロナインも知らない人はいないくらい有名な塗り薬ですね。
オロナインは1952年から販売されている歴史のある商品。
化粧品のニベアと違いオロナインはれっきとした「第2類医薬品」です。
ニベアほどではありませんが、オロナインも「デリケートゾーン 黒ずみ オロナイン」とグーグル検索される件数が月に100件ほどあります。
その効果・効能も幅広く
となっているため、「ひょっとしたらデリケートゾーン(VIOライン)の黒ずみを治す効果があるのでは!?」と期待してしまいますね。
しかもどこの家庭にも大抵常備してあるほどポピュラーな医薬品の為、
「やっぱデリケートゾーンの黒ずみが気になる。まずはオロナインで試してみよう」
と考える人も多いのではないかと思います。
ではそのオロナインの成分を見てみましょう。
本剤は殺菌作用を有するクロルヘキシジングルコン酸塩を配合した親水性軟膏です。
1g中にクロルヘキシジングルコン酸塩液(20%)を10mg含有します。
なお、添加物としてラウロマクロゴール、ポリソルベート80、硫酸Al/K、マクロゴール、グリセリン、オリブ油、ステアリルアルコール、サラシミツロウ、ワセリン、自己乳化型ステアリン酸グリセリル、香料、精製水を含有します。
主成分のクロルヘキシジングルコン酸塩は殺菌、消毒効果がある成分。
他の成分も調べました。
- ラウロマクロゴールの働きは洗浄機能、湿潤、浸透機能
- ポリソルベート80=水溶性で安全性の高い乳化剤として軟膏剤(クリーム)に用いられる
- 硫酸Al/K(アルムK)=口腔粘膜、皮膚の炎症または潰瘍の収れん薬
- マクロゴール=軟膏基剤や坐剤基剤に用いられる
他、メラニンの生成を抑える成分は入っていません。
炎症を抑える成分が入っているので、黒ずみケアに使えるかと思いきや、主成分は殺菌・消毒効果がある成分なので、VIO(特にIライン)への使用はしない方が良いです。
なぜならその殺菌・消毒効果によって膣の常在菌を殺す可能性があるからです。
膣の常在菌が死滅してしまうと臭いの発生源になったり、思わぬ病気にかかってしまう可能性もあるので、オロナインをVIO(特にIライン)に塗るのは止めてください。
もしすでにオロナインを塗っちゃったという人がいれば、拭きとって二度と塗らないようにしましょう。
VIOの黒ずみにオロナインやニベアは効果が無い話【まとめ】
保湿力に優れたニベアや、あらゆる傷やニキビなどにも効果があるオロナイン。
どちらも歴史があり、どの家庭でも長年愛され続けている化粧品と医薬品です。
あまりにもポピュラーなため、ついつい万能で何にでも効果がありそうな気がしてしまいますが、デリケートな部分で使用するのには向かない物でした。
どうしても納得がいかない人はもう一度メラニンの生成を抑える成分にはどんなものがあるのか、参照してください。

メラニンの生成を抑える成分と保湿にも優れた商品のランキングはこちら。

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