
海外製の黒ずみ解消クリームをデリケートゾーン(VIOライン)や乳首などで使うのって実はかなり危険なんですよ。知ってました?

『クロズミケア』では海外製の黒ずみクリームは何が恐ろしいのか、実際に皮膚トラブルがあった事例やYahoo知恵袋の質問内容などから説明します。
【閲覧注意】本文内にインド製ハイドロキノンクリームを使って大きな水ぶくれができてしまった女性の写真や、皮膚科で処方されたステロイド系クリームを使いすぎて「ステロイド依存性皮膚症」になった女性の写真が出てくるよ。
そういう写真に弱い方やお食事中の方が閲覧される場合は注意してね。
海外製の黒ずみ解消クリームの危険性に厚生労働省が注意喚起
海外製の黒ずみクリームを輸入サイトなどから購入して被害に遭っている若年層が多くなっています。
【要注意】海外製黒ずみクリーム
これらのクリームは個人輸入や海外製品の輸入通販サイト、Amazonなどでも購入できますが、素人判断でデリケートゾーン(VIOライン)や乳首などに使うとトンデモナイ事態に見舞われる可能性大の海外クリームを幾つか紹介します。
メラケアフォルテクリーム
製造国 インド
成分 ハイドロキノン4%、トレチノイン(レチンA)0.025%、モメタゾン0.1%
ユークロマクリーム
製造国 インド
成分 ハイドロキノン4%
エーレットジェル
製造国 インド
成分 トレチノイン0.025%~0.1%
ユークロマプラス(Eukroma-plus)ハイドロキノン(ヒドロキノン)+トレチノイン ・クリーム
製造国 インド
成分 ハイドロキノン2%、トレチノイン0.025%、モメタゾンフランカルボン酸エステル0.001%
メラロングクリーム 2%
インド製
成分 メキノール 2% 、トレチノイン 0.01%

海外製クリームはなぜかみなインド製。。。。。
インドの薬品に対する規制がユルイからなのかな?

インドではハイドロキノンやトレチノインを配合したクリームを沢山製造販売しているものと思われます。
薬品の特許使用に関してインドは規制がユルイようですね。

ハイドロキノンは国によって使用を禁止してたり、人体への塗布が禁止になっている国もあるんだ。

特に使うのがデリケートゾーン(VIOライン)や乳首などの粘膜ならなおさらです。
インド製のハイドロキノンクリームを使って肌トラブルを起こした女性の話は後ほど紹介します。
値段が安いからと海外製クリームに手を出す中高生に【警告】
Yahoo知恵袋では
- 海外製黒ずみクリームを使ってみたいけどどうなの?
- メラケアフォルテを実際に使ってみたら乳輪が荒れて、2倍くらいの大きさになってしまったが、継続して使った方がよいのか?
といった中高生の質問を度々目にします。

値段が2000円以下と非常に安いため、海外製クリームは特に中高生などの若年層に人気があるようです。
ですが、海外製黒ずみクリームを使ったことによる皮膚トラブルが急増しているので、厚生労働省も以下のPDFを配布して注意喚起をしています。

今、もしあなたが海外製の安物クリームの購入を考えているようなら、このPDFは必ず見ないとヤバいですよ。
インターネットを介して個人輸入した美白を目的とする海外製クリーム剤の使用にご注意(厚生労働省PDF)
(厚生労働省が配布しているPDFがダウンロードされますが、PDFを見るのが面倒ならこのあとの簡単解説を読んでください)
厚生労働省のPDFをかいつまんで説明
スマホなどでPDFが見れない環境の人もいるかと思いますので、上で紹介した厚生労働省が配布しているPDFの内容をかいつまんで説明します。
日本国内では医者の診断の元に処方される美白クリーム(ハイドロキノンやトレチノインなど)が、インターネットを介して個人輸入され、それを使った20歳の女性の上腕などに大水疱(大型の水ぶくれ)を伴うアレルギー反応が生じた。
当該製品はハイドロキノンを4%含有すると表示されていますが、実際に含有されている成分は不明。
製品名:「EUKROMA Cream」(ユークロマクリーム)
製造国:インド
↓↓↓【閲覧注意】グロテスクな写真を表示します。ご注意ください。↓↓↓

ひ~~~~!!ユークロマクリームを使うとこうなる可能性があるんですね。。。。めちゃくちゃ怖い。。。。
厚生労働省のPDFで説明があったインド製のユークロマクリームに含まれている成分は、
ハイドロキノン4%
この情報しか出てきませんでした。他の96%は何が含まれているのか全く不明です。
ちなみにユークロマプラスという別の種類のクリームに含まれている成分は
- モメタゾンフランカルボン酸エステル 0.001%
- トレチノイン 0.025%
- ハイドロキノン 2%
です。

モメタゾンフランカルボン酸エステルは「とても強い」ランクのステロイドなんです。
皮膚科などで処方されるクリームではステロイドを含むものも多いですが、使いすぎるとこの動画の女性のようになってしまう可能性があります。
【閲覧注意】脱ステロイド・脱保湿、肌再生までの記録。
↓↓↓「ステロイド依存性皮膚症」のグロテスクな写真が出てきます↓↓↓

皮膚科で処方されたステロイド系のクリームも使いすぎるとこんなになっちゃうなんて、、、、。
やはり素人判断でインド製クリームを使うのはもっと怖いです。
各成分に関する説明は後ほど詳細を説明します。
Yahoo知恵袋でユークロマクリームに関する質問が多い(ほとんど中高生)
Yahoo知恵袋でユークロマクリームに関する相談はどれほどあるのか調べたところ、関連記事は全部で88件(2020.09.13時点)もありました。
顔や乳首に使ったり、デリケートゾーンで使ってみようと思うがどうか?といった質問が多いです。

今あなたがユークロマクリームを買おうかと思っているならリンク先のYahoo知恵袋は一度見ておいた方が良いですよ。
その中でもユークロマクリームに含まれるハイドロキノンの副作用と思われる質問が幾つかあったので紹介します。
リンク先で実際の質問内容を確認できます。
初めてハイドロキノンクリームを使用し、トレチノインの刺激が怖く、ユークロマクリームのみ使用しました。
よる眠る前にユークロマクリームを頬に塗り、ラップをかぶせてマスクをして眠り起き
ると真っ赤になり痒みがあります。
肌は強い方ではあるのですが、これはアレルギー反応でしょうか?
ユークロマクリームとトレチノイン0.1を脇、Vライン、バストトップに使い始めて2週間過ぎになりました。
バストトップは順調なのですが脇とVラインはとても赤黒くなり同じ症状を検索しても私ほど赤黒い写真も見ることがありません。
脇もVラインもコンプレックなので諦めたくありませんがこの赤黒さはやはり異常なのかユークロマ、トレチノインを使うにあたって正常な反応なのかどちらなのでしょうか。
今の時期を耐えて1ヶ月経過まで続けてみようかとても悩んでいます。
1週間くらい前からユークロマクリームを使っています。腕のシミは徐々に薄くなってるのが分かります。
顔全体にも塗りたくってるのですが白くなるどころか黄色くなってる気がします。これって大丈夫ですか?ちなみにトレチイン?は使ってません?

ラップをかぶせて使って赤みが出たり、
赤黒くなってもなお自己判断で使おうとするのはなんで?
顔中に塗りたくっても良いものなの?

ユークロマクリームに含まれるハイドロキノンに関して、使用する際にはどういったことを注意しなければならないのかを説明します。
ハイドロキノンは非常に不安定で副作用が起こりやすい成分
『クロズミケア』では何度かハイドロキノンを使う際の注意点に関して説明していますが、改めて説明します。
ハイドロキノンことをちゃんと知りましょう
まずハイドロキノンに関して非常に詳しく説明されているサイトを紹介します。
「化粧品成分オンライン ハイドロキノンとは…成分効果と毒性を解説」(外部サイト)
このサイトを見ればハイドロキノンとはどんな特徴を持った成分なのかが良く分かりますが、簡単に説明します。
ハイドロキノンの特徴
- 黒ずみ(メラニン)色素沈着抑制剤として欧米でも使われている。(欧米では2%以上は医師の処方が必要)
- 日本国内では化粧品として認可されているが、高濃度の物は医師の管理のもと使用するのが望ましい
- 長期にわたる安定性は保てない不安定な性質
- 1%~2%配合でも6ヶ月以上の長期使用で組織黒変症を伴う可能性あり
- 濃度に関連なく複数の皮膚感作性(アレルギー性)が報告されている(ハイドロキノンを使用することによる副作用は肌の赤み、ひりひり感、かぶれが主)
- 紫外線に当たると、逆に「しみ」を濃くしてしまう性質があるため、使用する際は日焼け止めで紫外線を浴びないようにすることが必要(朝~昼は基本的に使わない)
- 基本的には「トレチノイン」との併用療法が推奨されている

ハイドロキノンは高いメラニン抑制効果があるものの、非常に不安定な成分のため赤みなどの副作用も起こりやすく、使う際はお医者さんの管理のもと使った方がよいのです。
ハイドロキノン・トレチノイン・ステロイドを使わない人気の医薬部外品を確認する
ハイドロキノンに関するWikipediaの情報
Wikipediaの情報も抜粋して紹介します。
ハイドロキノン(ヒドロキノン)
- 1996年のWHOの『ハイドロキノン―健康と安全性ガイド』では含有クリームの店頭販売の制限が推奨されるとした。
- 2006年8月29日、アメリカ食品医薬品局(FDA)は発癌性への懸念があるとして、アメリカ国内での一般用医薬品への店頭販売禁止を提案したこともある。ニューヨーク州、マサチューセッツ州、ニューハンプシャー州、モンタナ州、テキサス州では禁止されている。
- ヨーロッパの多くの国で人体への使用が禁止されている。
- 2019年に、東アフリカ立法会議(英語版)は、ハイドロキノンを含む美容物質の製造と輸入禁止のための条約の制定を可決した。 2010年代に副作用の懸念からコートジボワールでは2%以上を禁止し、ルワンダとガーナではハイドロキノンの添加を禁止した。
(出典:Wikipediaから一部抜粋)

ざっくり説明すると、国によっては市販が禁止されていたり、人体への使用が禁止されている国も多いということです。

国によっては使用禁止なのに、インド製のクリームを輸入して使うとか、かなりのリスクしか考えられない。
これらのことからハイドロキノンの扱いに関しては、『クロズミケア』では以下のポリシーに基づいて説明しています。
「ハイドロキノンを使うならお医者さんの管理のもと使う。市販品は使わない」
市販のハイドロキノン(化粧品)は濃度が薄いので黒ずみ(メラニン)抑制効果も薄いでしょう。
それならもっと黒ずみ抑制効果が見込める医薬部外品の方が黒ずみ解消効果を期待できるということです。

次はハイドロキノンを使う場合、併用して使った方が良いとされるトレチノインに関して説明します。
ハイドロキノンなんてもう信じられないなら⇒コレ
トレチノインもお医者さんの管理のもと使うのが望ましい
シミや黒ずみ治療でハイドロキノンを使う場合、トレチノインと併用して使うのが望ましいとされていますが、トレチノインとはどのような成分なのでしょうか?
トレチノインとは?
トレチノイン(レチノイン酸)は米国ではしわ・にきびの治療医薬品として、FDAに認可されており、非常に多くの患者さんに皮膚の若返り薬として使用されています。
日本でも自己調剤で使用されてきましたが、刺激が強く外用後に強いかぶれを起こすことが問題でした。しかし、シクロデキストリンという環状オリゴ糖で包接したシクロデキストリン包接トレチノイン(CDトレチノイン)が開発され、従来のかぶれやかさかさを抑制することが可能になりました。

刺激が強く強いかぶれを起こすのが問題だった。
しかしCDトレチノインが開発されて、従来のかぶれやかさかさを抑制することが可能になったというのがポイント。

日本の皮膚科で処方されるトレチノインならCDトレチノインが使われている可能性が大きいですが、インド製のクリームは何が使われているかわかりません!!
トレチノインの効果
トレチノインを使うと、表皮の細胞は活発に増殖して押し上げられていき、メラニン色素も同時に押し上げられ、2~4週間でメラニン色素が外に排出されます。
トレチノインは長期間使うと表皮、真皮を厚くする作用があり、ヒアルロン酸やコラーゲン産生を促進し、真皮血管の新生により肌が若返り、小じわの治療にも使用されています。
トレチノインとハイドロキノンの併用に関して
同じ皮膚科さんにハイドロキノンとの併用に関して詳細説明があったので紹介します。
トレチノインクリームの使い方
- 1日2回連日でシミや小じわに外用します。ハイドロキノンを併用するときは同時に外用します。
- 使い始めてから数日-2週間前後でカサカサや赤みが生じてきます。この期間はシミを漂白している時期ですが、一番辛いときです。その後は皮ふが順応し徐々に反応が軽くなっていきます。程度によって、外用回数を減らしたり、隔日で外用してもらいます。(個人差があります。体質によっては強い赤みが生じることがあり、その時は中止してもらいます。)
- 次の2~8週間で徐々に炎症が冷めていきます。シミも少しずつ薄くなっていきます。ハイドロキノンの外用を積極的に併用していただく方がよい時期です。 皮ふの赤みはこの時期に完全になくなることが多いですが、体質によっては外用中には赤みが残る方がおられます
- 外用して2週間で再診していただきます。 その後も変化があれば再診していただきます。
- 治療中は必ず遮光してください。日焼けをすると赤みがとれず、そのまま残ることがあります。
- 小じわの治療を希望されるときには、半年以上続ける必要があります。
- 効果が認められた後も、外用剤を継続していただいて結構です。一旦中止して再開しても効きが悪くなることはありません。
出典:こころ皮ふ科クリニック

ここでのポイントは、数日~2週間ほどでカサカサや赤みが生じるということと、使いだしから2週間後に再度皮膚科に行って診てもらった方が良いということです。
人によって赤みの出方が違うので、ひどいようならお医者さんの判断でクリームの使用をストップすることもあります。
海外製のハイドロキノン、トレチノイン、ステロイドが配合されたクリームを素人判断で使うのは非常に危険な行為ということが分かりますよね?
ハイドロキノンとトレチノインは取り扱いが難しい成分。
病院に行かなくても自分で黒ずみケアできちゃうクリームを確認する
海外製(インド製)黒ずみケアクリームに含まれているステロイドとは?
上で説明したユークロマプラスクリームに含まれている「モメタゾンフランカルボン酸エステル」とはどんな成分でしょうか?
モメタゾンフランカルボン酸エステルとは?
「とても強い(very strong)」レベルに分類されるステロイド。
日本国内では取り扱いに医師や薬剤師など専門家の管理が必要。
医療用医薬品(医師の診察を経て処方されるお薬)としてのみ用いられています
効能効果
湿疹・皮膚炎群(進行性指掌角皮症を含む)、乾癬、掌蹠膿疱症、紅皮症、薬疹・中毒疹、虫さされ、痒疹群(蕁麻疹様苔癬、ストロフルス、固定蕁麻疹を含む)、多形滲出性紅斑、慢性円板状エリテマトーデス、扁平紅色苔癬、ジベル薔薇色粃糠疹、シャンバーグ病、肥厚性瘢痕・ケロイド、天疱瘡群、類天疱瘡、円形脱毛症
長期連用により、局所的副作用が発現しやすい。

効果効能は幅広いですが、「とても強い(very strong)」に分類されるため、日本国内ではお医者さんの処方の元使うことが重要。
Youtube動画の女性のように使いすぎると「ステロイド依存性皮膚症」になってしまう可能性もあります。
素人判断での長期連用は非常に危険なのです。

薬品の基準すら分からないインド製で、成分の効果もよくわからない怖さったらないですね。

インドって今大流行中のコロナウィルスに対しても「病気じゃない」なんて言って、感染者数が急増しているような国なので、薬品などに対しても規制がユルイんじゃないかしら。
ハイドロキノン・トレチノイン・ステロイドを使わない人気の医薬部外品を確認する
【恐怖でしかない】海外製の黒ずみ解消クリームの危険性【まとめ】
ここまでじっくり読んだあなたは海外製クリームの恐ろしさが良く分かったと思います。
上腕が水ぶくれになった20歳の女性のように、あなたのデリケートゾーン(VIOライン)がそうならないためにも海外製の黒ずみクリームを素人判断で使うのは絶対にやめましょう。
次から次に増えているインド製クリームは要注意!
『クロズミケア』ではインド製のハイドロキノン、トレチノインクリームの危険性を随時情報収集していますが、正直追いきれないスピードで増えている現状があります。
最近増えているのが「エーレットジェル(トレチノイン)」の話題が多いですね。
というのも海外からの輸入業者が「美容のプロが「これを超える自宅ケアはない」と太鼓判を押した奇跡のジェル」といったようなうたい文句で消費者を煽り、インド製のクリームを大量に売りつけようとしている現状があります。
「自他ともに認める海外医薬品マニア」といったブログでインド製のクリームは美白効果が高いという売り方をしているので、先ほど紹介した水ぶくれの女性が増えているのでしょう。
海外製クリームで美白ができたというブログや口コミ情報を載せたサイトは海外製クリームの販売業者のサクラ、ステマの可能性が大きいので注意してください。
何度も言いますが、ハイドロキノンとトレチノインの自宅ケアは必ず医師の管理のもと行うようにしないと、水ぶくれ女性のようになる可能性が大きいです。
病院には行きたくないなら、こっそり誰にもバレずにデリケートゾーン・乳首・脇などの黒ずみケアができる医薬部外品を22商品からピックアップし、最終的に3つまで厳選したランキングは参考になるでしょう。