
デリケートゾーン(VIOライン)や乳首、ワキなどの黒ずみ解消、対策の成分として『グリチルリチン酸2K(グリチルリチン酸ジカリウム)』が配合されているクリームは多いです。
このグリチルリチン酸2K(グリチルリチン酸ジカリウム)はデリケートゾーン(VIOライン)の黒ずみ解消・対策に効果はあるのか?副作用はあるのか?など『クロズミケア』が調べました。
デリケートゾーン(VIO)や乳首の黒ずみにグリチルリチン酸2Kは効果的?
先に結論から説明すると、「グリチルリチン酸2K」はデリケートゾーンや乳首の黒ずみ(メラニン)を直接抑制する効果はありません。
ですが、抗炎症作用があるので、刺激や摩擦を抑えてメラニンを発生させづらいという効果があります。
デリケートゾーン(VIOライン)の黒ずみ解消と称した石鹸やボディーソープ、クリームなどが販売されていますがその殆どが医薬部外品ではありません。
医薬部外品は厚生労働省が特定の効能について認可している商品・製品の事 で、医薬部外品(薬用)の成分は有効成分として効果効能を表示することが認められています。
医薬部外品では、いくつかの黒ずみの原因のメラニンを抑制する成分が有ります。
メラニン抑制効果がある成分
デリケートゾーン(VIOライン)の黒ずみ解消や対策商品の有効成分は「メラニン」抑制効果があるものとして、
- 「トラネキサム酸 」
- 「水溶性プラセンタエキス」
- 「ビタミンC誘導体(3-O-エチルアスコルビン酸,アスコルビン酸2-グルコシド)」
- 「アルブチン」
これら4つのどれかが配合されています(逆にこれらが配合されていないクリームはメラニン抑制効果が無い)。
これら成分が配合されているクリーム22商品からさらに3つまで絞り込むとこうなりました。
これらの成分の他に
- 「グリチルリチン酸2K(グリチルリチン酸ジカリウム)」
- 「グリチルレチン酸ステアリル」
が配合されています。今回はこの2つの成分に関して調べてみました。
デリケートゾーン(VIOライン)黒ずみ解消クリームで頻繁に使われているグリチルリチン酸とは?
グリチルリチン酸二カリウム、グリチルリチン酸K2、グリチノンK2とも呼ばる。漢方の原料の甘草の根に含まれる成分で、抗炎症作用があり肌荒れやニキビのケアに効果を発揮。その特性を生かして、日焼け止めや化粧水、風邪薬などさまざまな製品で使われています。
マメ科の植物であるカンゾウ(甘草)の根に含まれる有効成分「グリチルリチン」の誘導体。主に抗炎症作用があると言われ、スキンケア製品、化粧品などに利用されています。グリチルリチン酸2Kと同じ作用があります。解毒作用と抗アレルギー、抗潰瘍作用があるため、医療では急性や慢性の皮膚炎に使われています。

グリチルリチンというカンゾウ(甘草)の根に含まれる有効成分はどちらも一緒です。

グリチルリチン酸2Kとグリチルレチン酸ステアリルは、メラニン抑制効果は無いけど、抗炎症作用があるということはわかりました。
トラネキサム酸とグリチルリチン酸2Kが配合されたイビサクリームは黒ずみ解消効果が高いと評判ですね。
グリチルリチン酸には副作用がある?
「グリチルリチン酸2K(グリチルリチン酸ジカリウム)」や「グリチルレチン酸ステアリル」に副作用があるか調べました。

グリチルリチン酸を1日当り40mg以上配合された製品については、上記の症状の有る無しに関わらず長期連用を避ける必要があります。
※感冒薬、解熱鎮痛薬、アレルギー用薬などは、グリチルリチン酸が配合されているか否かに関わらず長期連用は避けることとなっています。
医薬品では1日当りの摂取量がグリチルリチン酸として200mgを超えないように用量が定められていますが、比較的多くの医薬品に用いられ、また、甘味料として一般の食品や健康食品、医薬部外品などにも広く用いられていることから、継続して多量のグリチルリチン酸を摂取しないように注意する必要があります。
アルドステロン症の患者
ミオパシーのある患者
低カリウム血症のある患者
ネットで調べた限りでは
「甘草には ステロイドとまったく同じ効果がある!注意したほうが良い!」
という意見もあるようですが、昭和15~16年にグリチルリチン酸ジカリウムを開発された先生からの意見ではステロイド的効果に関して、
「副作用は 内服に限られる」
との話でした。

「甘草のステロイド様副作用は外用としては考えられない」とのことなので、黒ずみ解消クリームに配合されているグリチルリチン酸に関しては副作用の心配はほとんど無いと思って大丈夫でしょう。
デリケートゾーン(VIOライン)の黒ずみケア関連リンク
デリケートゾーン(VIOライン)や乳首、ワキなどの黒ずみを解消する成分に関してはこちらの記事で詳しく説明しています。