デリケートゾーン(VIOライン)や乳首の黒ずみを治すのに市販のハイドロキノン配合のオバジHQは絶対おすすめできない理由を説明しています。
ハイドロキノンはヘタに使うとかぶれやヒリヒリ感、赤みといった副作用を起こす可能性だってありますよ。
デリケートゾーン(VIO)の黒ずみを治すのにオバジHQが効果的?
結論から言うと、
素人判断でデリケートゾーン(VIO)や乳首、脇などの黒ずみに市販のハイドロキノンはおススメしない
です。
なぜ個人判断で市販のハイドロキノンを使ってはいけないのか?
「デリケートゾーン 黒ずみ オバジ」というキーワードがグーグルで結構検索されていたので、気になって探していた時に見つかったのがアットコスメブログの記事。
アットコスメブログなんて信用できない
「デリケートゾーンの黒ずみにおすすめの市販クリーム5選」という内容だったのですが、なんと適当な内容か!ということでビックリしています。
投稿者はフォロワー1人だけの30歳の人らしいですが、黒ずみケアに関してはまったくのド素人でしょう。
そのデリケートゾーンの黒ずみクリーム2位にランキングされていたのが「ロート製薬 オバジHQ」という美白化粧品だったのですが、主成分をみると「ハイドロキノン」と書かれているではありませんか。
このアットコスメブログの記事がどれだけ適当か?
市販でハイドロキノンが配合されているものは少ない、濃度が薄いが、オバジHQは値段が高めなだけあり凝縮されている
オバジHQは安全性、安定性に特化して配合されているので、どんな肌質の方でも安心
という説明はあるものの、「デリケートゾーン専用」とは全く言及されていないではありませんか!
知らない人がこれを読んだら、2位だから買っちゃおうかなと思ってしまいますよ?
デリケートゾーン専用の美白用品でもなく、ましてかぶれやヒリヒリ感、赤みといった副作用の可能性がある「ハイドロキノン」が主成分の化粧品をよくも第2位などで紹介できたもんです。
1位ワキレホワイトの選定基準もめちゃくちゃ
このランキングで1位になっていた「ワキレホワイト」に関する選定基準もめちゃくちゃです。
要約すると、「ワキレホワイトは、ワキ専用の黒ずみクリームで、ワキの皮膚も敏感なため、デリケートゾーンに使っても問題ない」
いやいやいや。。。本気?ワキの皮膚とデリケートゾーン(粘膜)を一緒に考えるなんて正気の沙汰ではありません。
粘膜エリアの皮膚の厚さは、通常の皮膚の40分の1の薄さなんですよ。
外陰部や小陰唇などの粘膜エリアは特に角質が薄くとってもデリケートなんです。
ワキの皮膚が敏感ということと、粘膜エリアの皮膚の薄さを一緒に考えるのはまさに愚の骨頂といえるでしょう。
たしかにワキレホワイトにはメラニンに対して有用な成分「3-O-エチルアスコルビン酸」(ビタミンC誘導体)が配合されていますが、あくまでもうるおい成分として配合されているだけであって、メラニン対策成分ではありません。
ワキレホワイトは角質柔軟成分が角質を柔らかくほぐし、古い角質をオフしてキレイなワキへ導くピーリング化粧品ですよ。
本当にデリケートゾーンのメラニンの黒ずみに効果があるとは思えません。
いや、効果はあるのかもしれませんが、デリケートゾーン専用ではないクリームをデリケートゾーンで使うことがどんなにリスキーかを考えた方が無難でしょ。
この記事を見たと思われる中学生が、ヤフー知恵袋で「デリケートゾーンの黒ずみにワキレホワイトを考えている」という投稿を見ました。
口コミ情報もたぶんウソだらけ
そしてこの記事が信頼できないもう一つの理由が、「適当な口コミ情報の掲載」です。
「使い始めてすぐに黒ずみが薄くなりました」という口コミがまず全然信頼できないのを筆頭に、合計3つのクチコミ情報が掲載されていますが、「デリケートゾーンで使用して黒ずみが改善された」とはどこにも書いてありません。
- 「年季物のシミが壊れてきている」
- 「顔中ベタベタになりますがw」
- 「美容皮膚科に通っています。こちらの製品をDrより勧められてつかっています。」
などが書いてありますが、デリケートゾーン以外に使った結果が書かれている印象を強く感じます。
そもそも「使い始めてすぐから薄くなりました」という全く信じられない内容からすると、この口コミの内容は全て創作の可能性だってあります。
皮膚のターンオーバー周期を考えると普通は最低でも2か月はかかりますからね。
アテにならない口コミ情報です。
1位のワキレホワイトの口コミも全てワキで使った人たちの情報ばかりで、実際にデリケートゾーンに使って黒ずみが改善されたという内容ではありませんでした。
ハイドロキノン配合のオバジHQの公式ホームーページを当然確認しました
ロート製薬のオバジHQのホームページは当然確認しました。
ロート製薬 オバジHQのページ(現在ラインナップからは外れているので製造されてないのだと思います)
更なるブライトニングケアを求めている方へ、オバジの「ハイドロキノン」という結論。
というコンセプトで作られている美白化粧品です。
天下のロート製薬の商品
オバジHQ自体が粗悪な化粧品だとは思いません。
だって天下のロート製薬が販売しているのですから、もし副作用などで肌荒れなど起こそうものなら大騒ぎになりますからね。
しかし、このオバジHQ公式ホームページのどこを見ても「デリケートゾーン専用」とは書かれていません。それはなぜか?
それは、オバジHQはデリケートゾーン専用ではないからです!
とはいえデリケートゾーンに使ってはいけないという説明もないのでアットコスメブログで紹介されてしまうのでしょうが、、、。
1位のワキレホワイトはデリケートゾーンの黒ずみに使ってよいの?
ちなみに1位のワキレホワイトも正式名称は「メンソレータム® ワキレ ホワイト」で販売名がロートメンソレータムW。
ワキの角質に使うクリームなので、デリケートゾーンには使わない方が良いでしょう。
そもそも1位も2位もロート製薬の商品という時点で、なんかちょっと怪しい。
ハイドロキノンは医師に処方されたものだけを使いましょう
ハイドロキノンは副作用があるため、素人判断で安易にデリケートゾーン(Iライン)へ使用してはいけません。
市販のハイドロキノン配合化粧品は低濃度のため、美白効果も弱いのです。
冷蔵保存し1か月以内に使いきるなど、保管方法もハイドロキノンならではの注意点があります。
ハイドロキノンを使うことのリスク
ハイドロキノンには、以下のリスクがあります
- 紫外線の刺激を受けやすくなるので逆に色素沈着が悪化することがある
- 酸化しやすく、酸化すると効果が弱まり、肌への刺激性が強くなる
- 副作用があり、人によってはかぶれ、皮膚刺激、赤み、はれ、かゆみ、アレルギー症状、色素沈着、色抜け、乾燥など
- 長期利用による「白斑」が出現するリスクがある
国内で市販されている化粧品のハイドロキノンは濃度が低く、美白効果も弱いため、デリケートゾーンの黒ずみ改善に時間がかかります。(約7.5か月)
ハイドロキノン配合率5%以上のものは発がん性も懸念されているため、医師の指導の元使いましょう。
『クロズミケア』のハイドロキノンの考え方
ハイドロキノンは濃度が濃いほどメラニンの漂白効果は高いものの副作用があるなど、取り扱いが難しく、ハイドロキノンは医師の処方の物だけを推奨します。
ハイドロキノンは濃度により医師の処方を必要とするか、化粧品に分類されますが、医薬品・医薬部外品としては認可されていません。
個人でハイドロキノンを使用する場合は、万が一肌に異常を起こしても自己責任となります。
よって『クロズミケア』では市販品でデリケートゾーンの黒ずみを改善する場合、メラニンの生成を抑える有用成分が配合されている医薬部外品(薬用)のみをおすすめするようにしています。
ハイドロキノンに関して色々調べてみると、デリケートゾーン(Iライン)に使う場合は医師の処方の物だけを使った方が無難だということが良く分かります。
デリケートゾーン(Iライン)の黒ずみの悩みを早く改善したい気持ちは分かりますが、市販の化粧品をそのままデリケートゾーン(Iライン)に使うのはリスクが大きすぎます。
デリケートゾーン(VIO)の黒ずみを治すのにオバジHQが効果的?【まとめ】
アットコスメブログの内容がどれほど適当だったかが、これで良く分かりましたね?
結論:ハイドロキノンをデリケートゾーン(Iライン)に使う場合は医師の処方の物だけを使う
市販のもので解決したいならメラニン抑制成分配合の医薬部外品を使う